INTRODUCTION
表現力に磨きをかけてきた
モノづくりに対する探究心
1919年、東京・大塚。この年、前身となる旭工学工業合資会社を設立したペンタックスの歴史は、眼鏡用レンズなどを製造するメーカーとしてスタートしました。その後は、独自に培ったレンズの研磨・コーティング技術を活かし、国産初の映写用レンズや、双眼鏡、カメラ用レンズを製造。手がける製品数とともに技術的な精度を高めていくなか、1952年には国産初となる一眼レフカメラ「アサヒフレックスⅠ」を発表。このことを皮切りに、レンズメーカーから一眼レフカメラの先駆者として世界から注目を集めるブランドへと成長したペンタックスは、日本初・世界初となる革新的な製品を多数送り出してきました。
そして現在。技術の進歩とともに進化するカメラの形状や、人と写真との付き合い方など、世の中が目まぐるしく変化するなかで、ペンタックスには変わらず続けてきたことがあります。それは、「誰もやらなかったことをやりたい」という、モノづくりに対してのこだわり。その想いは、現在もペンタックスの開発者たちに脈々と受け継がれています。すべては、表現者たちの可能性をさらに広げるために。
ここでは、ペンタックスが歩んできた軌跡と、これまでに手掛けてきた製品についてご紹介します。